【Power Automate】自分自身とのチャットへ投稿する方法を解説【超簡単】

PowerAutomateで自分チャット
こまったさん

Power Automateでも自分自身へのチャットを使いたいけどアクションが見つからない

イチモク

専用アクションはありませんが使う方法がありますよ!

この記事を読んでわかること

  • MicrosoftTeamsの自分自身とのチャット機能の概要がわかる
  • Power Automateで「自分自身とのチャット」への投稿方法がわかる
この記事で使うPower Automateアクション
MicrosoftTeamsチャットまたはチャネルでメッセージを投稿する

2022年6月にMicrosoftTeamsに自分自身とのチャット機能が追加されました。

Teamsのチャットでは、メッセージのやり取りはもとより、ファイルの共有が可能なので、この機能を使って自分専用のメモ・リマインダー環境を作ったり、作業ファイルの一時的な保存場所として利用することができます。

ですが、Power Automateではこの「自分自身とのチャット」に対して投稿する専用のアクションが用意されていません。とはいえ、今回解説する方法で「自分自身とのチャット」にPower Automateから投稿することが可能です。

Power Automateを使って「自分自身とのチャット」を使いたいという方は、ぜひ最後まで読んでいってください。

Power Automateをまだ良く知らないという方はコチラから

目次

Power Automateでは「自分自身とのチャット」へ投稿するアクションが用意されていない

2024年5月時点、Power AutomateのMicrosoftTeamsコネクタで用意されているアクションは次の29個です。

アクション名説明
Microsoft Graph HTTP 要求を送信するMicrosoft Team エンドポイントに対して呼び出す Microsoft Graph REST API リクエストを作成します。
Teams 会議の作成招待状の下部にあるリンクから会議を作成して Teams のオンライン会議に参加する
アダプティブ カードを投稿して応答を待機するこの操作により、アダプティブ カードをチャットやチャネルに投稿し、応答を待機します。
タグからメンバーを削除するこの操作はタグからメンバーを削除します。
タグにメンバーを追加するこの操作によってユーザーがタグに追加されます。
タグの @mention トークンを取得するこの操作は、トークンを作成してメッセージやアダプティブ カードに挿入し、チャネルが含むユーザーとして @mention にタグを送信します。
タグのメンバーを一覧表示するこの操作はタグのメンバーを一覧表示します。
タスクを削除するこの操作はタグを削除します。
チャットの作成この操作により、1 対 1 またはグループ チャットが作成されます
チャットまたはチャネルでメッセージを投稿するこの操作を実行すると、チャットまたはチャネルにメッセージが投稿されます。
チャットやチャネルにカードを投稿するこの操作により、カードがチャットやチャネルに投稿されます。
チャットやチャネルのアダプティブ カードを更新するこの操作を実行すると、既存のアダプティブ カードが更新されます。
チャット一覧を作成この操作により最近のチャットの一覧が取得されます。
チャネルの一覧表示この操作は、特定のチームのすべてのチャネルの一覧を取得します。
チャネルを作成するこの操作は特定のチームの新しいチャネルを作成するために使用されます。
チャネル内でアダプティブ カードを使用して返信するこの操作により、チャネルへの返信がアダプティブ カードを使用して行われます。
チャネル内のメッセージで応答しますこの操作はチャネルのメッセージで応答します。
チームにメンバーを追加するこの操作はメンバーをチームに追加します。
チームのタグをすべて一覧表示するこの操作によりタグの一覧を取得します。
チームのタグを作成するこの操作はタグを作成します。
チームの一覧を表示するこの操作では、メンバーになっているすべての Teams (Office 365 Groups) のリストを取得します。
チームの作成この操作は新しいチームを作成します。
チームを取得するこの操作を実行すると、チームの一意の ID を使用してチームの詳細が返されます。
フィード通知を投稿するこの操作によりフィード通知が投稿されます。
メッセージを取得するこの操作は、特定のチームのチャネルからメッセージを取得するために使用されます。
メッセージ詳細を取得するこの操作により、チャットまたはチャネル内のメッセージ詳細が取得されます。
メンバー リストを作成この操作により、メンバーリストがスレッドの種類別に (チャット、チャネルなど) 作成されます。
ユーザーの @mention トークンを取得するこの操作は @mention 対象のユーザーに、メッセージやアダプティブカードに挿入できるトークンを作成します。
ユーザーへのフロー ボットとしてオプションの選択を投稿するTeams ユーザーにメッセージを送信するプロセスを簡単に自動化するもので、このメッセージには、応答する前に選択する必要のある一連のオプションが含まれています。
Microsoft公式より引用

とても多くのアクションが用意されていますが、今回解説する「自分自身とのチャット」に対する専用アクションは用意されていません

投稿者をフローボットとして自身へチャットをする機能は、「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」アクションで投稿先「Chat with Flow bot」とすることで可能ですが、今回解説する方法は、自身(user)として「自分自身とのチャット」へ投稿する内容です。

自分自身とのチャットへ投稿するアクション設定方法

ここから、Power Automateで「自分自身とのチャット」へ投稿するためのアクションの設定方法を解説します。

STEP
ブラウザでMicrosoftTeamsの「自分自身とのチャット」を開く

▼次のステップで会話IDを取得するために任意のブラウザでMicrosoftTeamsへアクセスします

STEP
会話IDを取得する

次のどちらかの方法を使って、自分自身とのチャットの会話IDを取得します。

▼今回は2つ目の投稿内容のURLをコピーしました。

https://teams.microsoft.com/l/message/48:notes/############?

このURL中の“48:notes”が「自分自身とのチャット」の会話IDとなります。

STEP
チャットまたはチャネルに投稿する系のアクションを追加する

▼「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」や「チャットやチャネルでカードを投稿する」など投稿系のアクションを追加します。

ここでは、「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」を例にして解説します。

▼次の通りプロパティを入力します。先程取得した会話ID”48:notes”をここで使います。

プロパティ入力/選択内容補足
投稿者ユーザーFlow botではエラーになるのでユーザーとします
投稿先Group chatグループチャットを選択します
Group chat48:notes先ほど取得した会話IDを入力します。
MessagePower Automateから投稿しています任意のメッセージを入力します

会話IDは「+カスタム項目の追加」→手入力で入力します。

STEP
これでフローは完成です。

▼テスト投稿した画面です。ちゃんと機能しています。

イチモク

とても簡単な設定でした

まとめ:Power Automateで「自分自身とのチャット」へ投稿するのは簡単です

今回は、Power AutomateでMicrosoftTeamsの「自分自身とのチャット」へ投稿する方法を解説しました。

MicrosoftTeamsの「自分自身とのチャット」機能は2022年6月に追加されました。

Teamsのチャットでは、メッセージのやり取りはもとより、ファイルの共有が可能なので、この機能を使って自分専用のメモ・リマインダー環境を作ったり、作業ファイルの一時的な保存場所として利用することができます。

2024年5月時点、Power Automateではこのチャットへの投稿アクションが用意されていませんが、今回解説した会話IDを使うことで「自分自身とのチャット」を利用することができます。

それは「グループチャット」から会話ID「48:notes」を入力するだけです。

とても簡単な方法ですので、ぜひ試してみてください。

てじまる

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イチモク

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