毎日使うOneNoteページ作成が面倒で・・・
それならPower Automateでページ作成を自動化しましょう!
この記事を読んでわかること
- 毎朝決まった時間にOneNoteページを作成する方法がわかる
- Power AutomateでOneNoteのページタイトルを設定する方法がわかる
変数 | 変数を初期化する |
---|---|
OneNote(Business) | セクションにページを作成 |
忙しいビジネスパーソンの皆さん、毎日の業務日報やデイリーノートの作成に時間を取られていませんか?
今回の記事では、Microsoftの純正ノートアプリOneNoteで毎日8時に自動でページを作成するシンプルなフローを解説します。
OneNoteは、使いやすさと他のOfficeアプリとの強力な共有機能で多くのユーザーに愛用されています。
ただ、自動ページ作成機能が無いのが唯一の弱点。この記事では紹介するフローを使えば、その弱点を解消して毎日約5分の業務効率化ができるようになりますよ。
特に難しい技術は必要ありません。Power Automateの基本的な知識があれば、誰でも簡単に設定することができます。
ステップバイステップで丁寧に解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
日々の小さな5分程の効率化でも、年間では20時間以上の大きな効率化に繋がります。
この時間を他の業務にあてることで、残業を減らし定時帰りを加速させましょう。
作成するPower Automateフローの全体像
今回想定するシーンは次の通りです。
毎営業日の朝8時になったら、OneNoteに今日の日付ページを自動作成する
流れは大きく2ステップです
- 「今日の日付(yyyy/MM/dd)」の変数を用意する
- OneNoteで任意セクションに今日の日付のページを作成する
とても簡単なフローです!
Power Automateフローの作成
▼「作成」→「スケジュール済みクラウドフロー」をクリック
▼スケジュール済みクラウドフローに名前をつけて作成をクリック
▼「詳細オプションを表示する」をクリック
▼以下の通りプロパティを設定
間隔・頻度 | 1週 |
---|---|
タイムゾーン | (UTC+09:00)大阪、札幌、東京 |
開始時刻 | ※初期値のまま |
設定曜日 | 月曜日〜金曜日 |
設定時刻(時間) | 8 |
設定時刻(分) | 0 |
▼「変数」→「変数を初期化する」アクションを追加
▼以下の通りプロパティを入力
名前 | today |
---|---|
種類 | 文字列 |
値 | formatDateTime(convertFromUtc(utcNow(), ‘Tokyo Standard Time’), ‘yyyy/MM/dd’) |
▼「OneNote(Business)」→「セクションにページを作成」アクションを追加
▼以下の通りプロパティを入力
ノートブックキー | ノート |
---|---|
ノートブックのセクション | デイリーノート |
ページコンテンツ | ※下記HTMLを入力 |
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>@{variables('today')}</title>
</head>
<body>
<h2>今日の予定</h2>
<h2>打ち合わせメモ</h2>
<h2>振り返り</h2>
<h2>明日の予定</h2>
</body>
</html>
▼HTMLを入力する前にコードビューにすることを忘れないようにしましょう!
(2024年9月時点)
OneNoteアクションで設定ができるのは「ページコンテンツ」だけになっています。
今後のアップデートで追加される可能性もありますが、2024年9月時点ではHTMLを使った入力が必要になります。
コネクタは現在、ページを作成アクションの明示的な入力パラメータ、ページ タイトルをサポートしていません。 これは、OneNote API の実装から生じる制限です。 ただし、次を使用して HTML のページ コンテンツの一部としてタイトルを指定できます
miriverOneNote (Business) – Connectors
▼無事にセクション内に今日の日付がタイトルになったページが作成されました!
HTMLの中身を変えることでそれぞれの用途に応じたテンプレートカスタマイズができますね。
まとめ:OneNoteデイリーページ作成を自動化して効率化しよう!
今回は、Power AutomateのOneNoteアクションを使い、毎日のデイリーページを自動作成するフローを解説しました。
OneNoteはMicrosoftが提供しているとても便利な無料のノートアプリです。ただページ作成は毎回手動で作成することが必要があり、少し手間がかかります。
でも、今回解説したPower Automateフローを使うことで、そんな手間を大幅に減らすができますよ。
フロー作成はとても簡単です。
流れは大きく2ステップです
- 「今日の日付(yyyy/MM/dd)」の変数を用意する
- OneNoteで任意セクションに今日の日付のページを作成する
ぜひ、Power Automateを使って日々の業務を効率化して、定時帰りをしていきましょう!
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