【OneNote】毎日自動で打合せページを自動作成する方法【Power Automate】

OneNote打合せ用ページの自動作成 2

打ち合わせ前に毎回OneNoteページを作成するのが面倒で・・・

それならPower Automateで自動化しましょう!

この記事を読んでわかること

  • 毎日自動でその日の打ち合わせ用のページを作成する方法が分かる
  • Power AutomateでOneNoteのページタイトルを設定する方法が分かる
  • Power AutomateでOutlook予定表からイベント情報を取得する方法が分かる
この記事で使うPower Automateアクション
日時現在の時刻
Office365 Outlookイベントのカレンダービューの取得(V3)
コントロール条件
コントロール終了
OneNote(Business)セクションにページを作成

今回の記事では、Microsoft純正ノートアプリOneNoteで毎日自動でその日の打合せ用ページを作成するフローを解説します。

前回解説した「デイリーノートの自動作成」をベースに、Outlookコネクタを組み合わせたフローです。

OneNoteはとても便利で素晴らしいノートアプリですが、打合せの度にページを作るのは少し面倒。

この記事で紹介するフローを使うことでその面倒な手間をなくし、毎朝出勤したら勝手に打合せページが作成されている環境を作ることができます。

特に難しい技術は必要ありません。Power Automateの基本的な知識さえあれば、誰でも簡単に設定することができます。

毎度おなじみのステップバイステップで丁寧に解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。

日々の小さな5分程の効率化でも、年間にすれば20時間以上の大きな効率化に繋がります。

その時間を他の業務にあてることで、残業時間をなくして定時帰りを加速させましょう。

目次

作成するPower Automateフローの全体像

今回想定するシーンは次の通りです。

毎日、Outlook予定表に登録されている打合せ毎のOneNoteページを自動作成する

流れは大きく2ステップです!
  1. Outlookの自分の予定表から当日の打合せ情報を取得する
  2. OneNoteで任意セクションに打合せ名をタイトルにしたページを作成する
イチモク

OutlookコネクタはUTC時間でイベント情報を取得するという特徴があり初心者には少し戸惑いやすいかもしれませんが、この記事に沿って作成してもらったらきっと大丈夫です!

Power Automateフローの作成

STEP
Power Automateホーム画面にアクセスする
STEP
スケジュール済みクラウドフローを作成する

▼「作成」→「スケジュール済みクラウドフロー」をクリック

▼スケジュール済みクラウドフローに名前をつけて作成をクリック

STEP
Recurrenceトリガーの詳細を設定する

▼「詳細オプションを表示する」をクリック

▼以下の通りプロパティを設定

間隔・頻度1週
タイムゾーン(UTC+09:00)大阪、札幌、東京
開始時刻※初期値のまま
設定曜日月曜日〜金曜日
設定時刻(時間)0
設定時刻(分)0
てじまる

毎朝0時に自動で走るフローにしています。これで朝出勤時にはすでにページが作成された環境を作ることができます。

STEP
「現在の時刻」アクションを追加する

▼「日時」で検索→「日時」→「現在の時刻」をクリック

STEP
「イベントのカレンダービューの取得(V3)」アクションを追加する

▼「Outlook」で検索→「Office365 Outlook」→「イベントのカレンダービューの取得(V3)」をクリック

▼以下の通りプロパティを設定

カレンダーID日本の休日
開始時刻現在の時刻
終了時刻現在の時刻

▼アクション名を「日本の休日」に変更

後のアクションで分かりやすくするために名称変更します

STEP
条件アクションを追加する

▼「コントロール」で検索→「コントロール」→「条件」をクリック

▼以下の通り条件を設定する

左辺length(outputs('日本の休日')?['body/value'])
中央次の値に等しい
右辺0

ひとつ前のOutlookアクションを違う名称にしている場合は、数式内「日本の休日」をその名称にします。

STEP
「いいえの場合」に「終了」アクションを追加する

▼「コントロール」で検索→「コントロール」→「終了」をクリック

▼「状態」を「取り消し済み」に変更

イチモク

「はいの場合」は何もアクションを入れずに先に進みます

STEP
「イベントのカレンダービューの取得(V3)」アクションを追加する

▼「Outlook」で検索→「Office365 Outlook」→「イベントのカレンダービューの取得(V3)」をクリック

▼以下の通りプロパティを設定

カレンダーID予定表
開始時刻現在の時刻
終了時刻addDays(body('現在の時刻'),1)
STEP
「セクションにページを作成」アクションを追加する

▼「OneNote」で検索→「OneNote(Business)」→「セクションにページを作成」をクリック

▼以下の通りプロパティを設定

ノートブックキーノート
ノートブックのセクション打ち合わせノート
ページコンテンツ※下記HTMLを入力
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
   <meta charset="UTF-8">
   <title>@{items'Apply_to_each')?['subject']}</title>
</head>
<body>
   <h2>議題</h2>
 <h2>打ち合わせ結果</h2>
 <h2>次のアクション</h2>
</body>
</html>

このアクションでページを自動作成する先のセクションを指定します。

この記事では「ノート」ノートブックの「打合せノート」セクションに設定しています。

▼HTMLを入力する前にコードビューにすることを忘れないようにしましょう!

▼<title>と</title>の間には動的な値を入力しています

STEP
これでフロー完成!テスト実行します

▼先にテスト用のイベントを入力しました。

▼テスト実行!指定したOneNoteセクションにページが作成されたら成功です!

まとめ:OneNote打合せページは自動作成して効率化しよう!

今回は、Power AutomateのOneNoteアクションを使い、毎日自動で当日の打合せ用ページを作成するフローを解説しました。

OneNoteはとても便利で素晴らしいノートアプリですが、打合せの度にページを作るのは少し面倒です。

少しでも効率化したいと考えている方がいれば、ぜひ今回のフローで自動化してみてください。

1日5分の効率化でも、1年積み上げれば20時間以上の効率化になります。

フロー作成は全く難しくなく、基本的なPower Automateの使い方さえ知っていれば誰でも作成することができるものです。

流れは大きく2ステップです!
  1. Outlookの自分の予定表から当日の打合せ情報を取得する
  2. OneNoteで任意セクションに打合せ名をタイトルにしたページを作成する

ぜひ、Power Automateを使って日々の業務を効率化して、定時帰りをしていきましょう!!

てじまる

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てじたま

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イチモク

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OneNote打合せ用ページの自動作成 2

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