
アダプティブカードの応答を使ったPower Automateフローが作りたいな



それならピッタリのPower Automateアクションがあります。
- Teamsのアダプティブカードの作り方・使い方
- アダプティブカードの応答結果の使い方
- アダプティブカードの応答結果を使う時にハマりそうなポイント
Teams | アダプティブカードを投稿して応答を待機する |
Teams | チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する |
Power Automateをまだ良く知らないという方はコチラから






アダプティブカードは応答結果を次のアクションにつなげることができる
前回はTeamsコネクタの「チャットやチャネルにカードを投稿する」アクションを使って、特定の相手にアダプティブカードでメンションを送る方法を解説しました。
ただ、このアクションでは相手にメンションするだけで、そのメンションに対する応答を受け取ることができません。



アダプティブカードについてまだ良くわからないという方は以下の記事が参考になりますよ。


Power Automateではこの「応答を受け取るための専用のアクション」が用意されています。
- 「アダプティブカードを投稿して応答を待機する」アクション
- アクションボタンの応答を受け取ることができる(往復)
- 「チャットやチャネルにカードを投稿する」アクション
- アクションボタンの応答を受け取ることができない。(片道)



つまりアダプティブカードを投稿するアクションには、「一方通行なもの」と「往復できるもの」の2種類があるということです
今回想定する利用シーン
ここからは、利用シーンを想定してアダプティブカードの応答を使うPower Automateフローを解説します。
チームメンバーに本日の出勤予定を確認する
今回想定するのは、チームリーダーがチームメンバーに対して本日の出勤予定(出社or在宅)を確認するシーンです。



つまり、部下全員の状況を効率的に把握したいという状況です。
作成するPower Automateの全体フロー
今回は、アダプティブカードの応答結果をチャットで通知させることをゴールとして以下のフローとしました。
アダプティブカードの作り方
まずは、今回もアダプティブカードデザイナーを使ってPower Automateで使うアダプティブカードを作成します。
今回作成するアダプティブカードのサンプル
「出社」or「在宅」を選んで回答ボタン押してもらうよう以下のデザインとします。


アダプティブカードデザイナーでカードを作成する
▼「New Card」をクリック


▼ポップアップ画面から「Blank Card」をクリック


▼いくつかある中からMicrosoft Teamsをクリック


▼初期値である「1.5」のまま作成してしまうとTeamsでエラーが表示がされてしまいカードが正しく投稿されないため「1.4」へ変更します。


▼左の「CARD ELEMENTS」からテキストブロック「TextBlock」をドラッグ&ドロップでカードへ追加


▼右の「ELEMENT PROPERTIES」を次の通り入力
Text | おはようございます!今日の出社予定を回答ください! |
---|---|
Size | Large |
Weight | Bolder |


▼左の「CARD ELEMENTS」から「ActionSet」を2つドラッグ&ドロップでテキストブロック下に追加


▼それぞれ「Add an action」から「Action.Submit」をクリック


▼右のELEMENT PROPERTIESを以下の通り設定します。(画像は上段の例)
上段のActionSetのTitle | 出社 |
---|---|
下段のActionSetのTitle | 在宅 |


最後にメニューバーの「Copy cad payload」ボタンをクリックして、JSON全文をコピーします。



今回は省略しましたが、コピーの前に「Preview mode」ボタンで出来上がりイメージを確認するとより確実だよ!
今回作ったアダプティブカードのJSON
{
"type": "AdaptiveCard",
"$schema": "http://adaptivecards.io/schemas/adaptive-card.json",
"version": "1.4",
"body": [
{
"type": "TextBlock",
"text": "おはようございます!今日の出社予定を回答ください!",
"wrap": true,
"size": "Large",
"weight": "Bolder"
},
{
"type": "ActionSet",
"actions": [
{
"type": "Action.Submit",
"title": "出社"
}
]
},
{
"type": "ActionSet",
"actions": [
{
"type": "Action.Submit",
"title": "在宅"
}
]
}
]
}
Power Automateフローの作成
ここからは今作ったアダプティブカードのJSONを使って、Power Automateフローを作る方法を解説します。途中までは前回作成したアダプティブカードを投稿するフローと同じです。



Power Automateをまだよく知らないという方は先に以下の記事をご覧ください。
▼今回は、毎朝8:30に自動実行されるようにトリガー設定しました。


▼”teams”で検索しアクションを追加


▼人数分(今回は3人想定)を「並列分岐の追加」で追加


▼ここで先程作成したJSONを使います。更新メッセージには回答後に表示されるメッセージを入れます。
投稿者 | フローボット |
---|---|
投稿先 | Chat with Flow bot |
メッセージ | アダプティブカードデザイナーで作ったJSON |
更新メッセージ | 回答ありがとうございます!今日も一日よろしくお願いします! |
Recipient | チームメンバーのUPN(メールアドレス) |


▼STEP3,4で追加したそれぞれのアクションに対し、このアクションでアダプティブカードの応答結果を自分に通知させるよう設定します。
投稿者 | フローボット |
---|---|
投稿先 | Chat with Flow bot |
Recipient | 自分のメールアドレス |
Message | displayNameさんは本日「submitActionId」です。 |


▼チームメンバーに届いたアダプティブカード


▼回答ボタンを押した後に表示されるアダプティブカード


▼回答結果がチャットに届いた画面





今回はとても簡単なフローでしたが、色々と工夫することでコミュニケーションコストの削減ができそうですね。
アダプティブカードに関するよくある質問
- アダプティブカードはチャネルにも投稿できますか?
-
アダプティブカードは今回ケースの様にチャットに送るだけでなく、チャネルにも投稿が可能です。
ただし、複数人メンバーがいるチャネルでは、アダプティブカードに誰か一人が応答してしまうと、他のメンバーは応答後に表示されるカードしか見ることができなくなります。
その点を把握したうえで使用することをオススメします。
- 「アダプティブカードを投稿して応答を待機する」アクションの動的な値が取得できないのですが?
-
アダプティブカードのJSONの中に動的な値を使っていませんか?
動的な値を挿入している場合、後に続くアクションで「アダプティブカードを投稿して応答を待機する」アクションが動的な値として表示されません。
その場合は以下の対応が必要です。
- 関数を使って動的な値を取得する
例えば今回のケースのようにsubmitActionIdを取得したい場合には、次の通り記述します。
outputs('アダプティブ_カードを投稿して応答を待機する')?[body/submitActionId']
- JSON中から動的な値を削除して、先に後続のアクションで動的な値を取得してから、再度JSON内に動的な値を挿入し直す
こちらは少し手間ですが、関数に不慣れな方にとっては良い方法です。
イチモク①②どちらも同じ結果になるので、好きな方を選びましょう。
まとめ:アダプティブカードで応答を待機するアクションは簡単便利!



今回はPower AutomateのTeamsコネクタ「アダプティブカードを投稿して応答を待機する」アクションの使い方を解説しました。
アダプティブカードの応答結果を動的な値として使うには、専用のアクションを使う必要があります。
- 「アダプティブカードを投稿して応答を待機する」アクション
- アクションボタンの応答を受け取ることができる(往復)
- 「チャットやチャネルにカードを投稿する」アクション
- アクションボタンの応答を受け取ることができない。(片道)
覚えてしまえば何も難しいことはありません。
アダプティブカードの応答を有効的に活用して、日々の業務効率を上げて定時帰りしましょう!



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